わが子に届けたいと思うものづくり。木頭の「柚冬庵」が紡ぐ手仕事と地域の明日。

2026-08-24

徳島県那賀町木頭(きとう)。四国の深い山々に囲まれたこの場所は、寒暖差の激しい気候と清らかな清流に恵まれた、西日本有数の柚子の産地です。この地で生まれた「木頭柚子」は、香り高く、見た目も美しいことから全国的に知られています。その木頭で、地域の歴史と人々の手仕事を守り続けているのが「有限会社柚冬庵(ゆとうあん)」です。

 

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はじまりは、農家さんたちの「もったいない」から

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柚冬庵の原点は、今から数十年前。現社長・榊野さんの祖父母たちの時代に遡ります。当時の木頭は林業が中心でしたが、外国産の資材流入などで衰退。地域を支える新たな柱として育ったのが柚子でした。青果として出荷するのが一般的だった時代、少しの傷で市場に出せない柚子を見て、農家さんたちは「大切に育てた果実をどうにか活かせないか」と考えました。そうして地域の人々が集まり、搾った果汁で「ゆずぽんず」を作ったのが柚冬庵のブランドの始まりです。

その後、時代とともに若者の県外流出が進み、過疎化が加速。現社長の母親の代になったとき、「地元に帰ってきた人々が安心して働ける場所を作りたい」と、事業を引き継ぎ、地域の受け皿として雇用を守り続けてきました。そして今年の春。その想いは現社長へと受け継がれ、新商品の開発や現代に合わせたパッケージデザインなど、新たな風を吹き込みながら進化を続けています。

 

 

美味しさの秘密は、手作業と女性たちの絶妙な「手搾り」

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工場に一歩足を踏み入れると、全身を包み込む甘酸っぱい柚子の爽やかな香り。そこには、真摯に柚子と向き合う人々の温かい手仕事がありました。柚冬庵のものづくりには、機械化が進む現代においても譲れない「こだわり」があります。そのひとつが、果汁の「手搾り」です。大手では機械で一気に搾ることが多い柚汁ですが、柚冬庵では昔ながらの道具を使って職人が手で搾ります。男性の強い力で搾りすぎると、皮の苦みや雑味まで果汁に出てしまうため、力加減が絶妙な地元の女性スタッフたちが担当しています。11月の収穫期には、1年分に必要な柚子を一気に手搾りします。「力仕事だから本当に筋肉痛になるのよ」と笑うスタッフのみなさん。搾った後の皮から、スプーンを使って種や房を丁寧に取り除き、皮は綺麗に冷凍保存。この手間暇かけた皮が、人気のマーマレードや調味料へと生まれ変わるのです。

 

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「ここで働けることが生きがい」——地域を照らす光

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「木頭に安心して帰ってこれる、安心して住める町にしたいんです」。そう語るのは、営業を担当する小杉さん。木頭出身の小杉さんは、一度は県外へ出たものの結婚を機に故郷へUターンしました。しかし、地方で直面したのは「就職先の少なさ」とそれに伴う若者の減少でした。そんな時に出会ったのが、柚冬庵でした。現在、柚冬庵と併設する「コミュニティカフェ くるく」は、地元の人々が集う憩いの場であり、大切な雇用の場です。地元の女性たちが中心となり、カフェで接客をした後は工場で柚子の加工に汗を流します。

人口が減り、会話が減っていく過疎の町で、「自分を必要としてくれ、自分にとっても必要な場所がある」。柚冬庵で活き活きと働くスタッフの姿は、単なる「職場」を超えて、地域の人々の「生きがい」そのものになっています。

 

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食べる柚子、日常を彩る看板商品

先代の頃から愛され続けている伝統の味から、旬の感性を取り入れた新商品まで、柚冬庵のラインナップにはこだわりが詰まっています。

 

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まこちゃん(ゆずぽんず)& お山の大将(焼肉のたれ)

創業当時からの看板商品。一味違う「柚子の焼肉のたれ(お山の大将)」は、一度使うと病みつきになるとリピーターが絶えません。

 

柚子マーマレード(柚冬庵 小杉さんイチオシ商品!)

木頭柚子は皮まで美しいのが特徴。その綺麗な皮を包み込むように大きめにカットしてゴロッと入れたマーマレードは、まさに「柚子を食べる」感覚。実は柚子の皮にはレモンの約3倍のビタミンCが含まれており、栄養も満点です。

 

柚子の佃煮&木頭ゆずゼリー

苦みを抑え旨味を凝縮した佃煮や、ミネラル・ビタミン補給にぴったりな木頭ゆずゼリーなど、子どもからお年寄りまで楽しめる商品が揃っています。

 

 

 

木頭から、未来へつなぐ愛と絆の輪

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柚冬庵の歴史は、命と想いを繋いできた家族の物語でもあります。

先祖が築いた土台を母が守り抜き、そして今、息子の現社長へとそのバトンが渡されました。「若い頃は母親に迷惑ばかりかけてきた」と、少し照れくさそうに過去を振り返る現社長。

一度は木頭を離れ、外の世界で経営の経験と実績を積んだ彼が、今こうして故郷に戻り、母が守ってきた会社を継ぎ、未来へ繋げていく——。「これが自分なりの恩返しになっているのかな」と語る息子の言葉に、お母様は優しく笑いながら「最高の親孝行だよ」と答えます。

 

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家族愛と地元愛によって、代々大切に紡がれてきた柚冬庵。その絆は、今や家族という枠組みを超えて、地域全体、そして新たな場所へと大きく広がろうとしています。社長は現在、徳島市内で保育事業(株式会社COLORS)も手掛けており、そこで培ったノウハウや繋がりを活かして、柚冬庵の新たな循環を生み出しています。

 

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ある日、保育施設で開かれた運動会。熱中症対策にと子どもたちに配られたのが、柚冬庵の「木頭ゆずゼリー」でした。一口食べた子どもたちから「おいしい!」と笑顔が弾け、その声は瞬く間に保護者たちへと広がっていきました。今では「子どもが大好きで」と親御さんからのリピート注文が次々と届いています。木頭という小さな集落の手仕事から始まった歴史と温かい関わりが、子どもたちの笑顔をきっかけに、市内のご家庭へ。

「この土地で紡がれてきた歴史や地域とのあたたかい繋がりを、もっと先へ、もっと遠くへ届けていきたい」 先祖から母へ、母から息子へ繋がった愛のバトンは、今、木頭の風に乗ってたくさんの人々の元へと広がっています。

 

 

■店舗情報

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【㈲柚冬庵】 徳島県那賀郡那賀町木頭南宇字ナカバン26

商品のご購入は上の画像をクリック↑

 

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【コミュニティカフェ くるく】 徳島県 那賀郡那賀町木頭南宇字ヲカダ25

くるくの店舗情報は上の画像をクリック↑

 

くるくは地元の野菜をふんだんに使った手作り定食や、見た目にもこだわった手作りスイーツが楽しめる憩いのカフェ。くるくで作ったパンの販売やイベントも定期開催中!

 

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TAG STOREにて取扱いスタート!

9月24日(月)~よりTAG STOREオートモール徳島店、論田店、イオンモール徳島店にて柚冬庵の一部商品を取り扱うことになりました!

※オートモール徳島と論田店は9月25日(火)より販売スタート

 

【取扱商品】

・木頭柚子みそパック           ・木頭ゆずの手作り柚子みそ

・木頭ゆずの手作りつくだ煮       ・木頭柚子とはちみつのジャム 

・ぽん酢のマコちゃんミニ200ml     ・お山の大将ミニ200ml   ・ゆずっぴ50g

 

取扱商品は店舗によって異なります。ご了承ください。ご来店お待ちしております!

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