徳島トヨタレーシングチームより、GR86/BRZ Cup 第4戦のレポートが届きました!!
11月17日(木)
いよいよ今年のGR86/BRZ Cupも最終戦を迎えました。
現在シリーズランキング3位につけている菱井ドライバーは、最も得意とするここ岡山国際サーキットで逆転のシリーズチャンピオンをかけて最後の戦いに臨みます。
今回は、土曜日に決勝1(第5戦)、そして日曜日に決勝2(第6戦)と、今年初の2レース制となっています。
したがって、今回の2レースで好成績を残せばシリーズチャンピオンも夢ではありません。
今日は、GR86/BRZ 専用枠3枠に加えて一般走行枠1枠走り、合計4枠の走行です。
一日に4枠走行すると各枠間の時間が少なく、短い時間で調整を繰り返しセットを決めていかなければならないので、メカニックは迅速かつ正確な作業が求められます。
☆走っては調整、走っては調整を繰り返します。
11月18日(金)
今日は、午前中に30分の練習走行と受付、そして午後からは専有走行と車検が予定されています。
専有走行が終わるとほぼ調整は出来なくなるため、午前中の練習走行が実質最後の調整時間です。
メカニックは、無事に走り切り、そして好成績が残せるよう最大限の集中力で一つ一つの作業を行います。
☆菱井ドライバーも走りながら情報収集に努めます。
☆受付も無事終了し、まずは現在の順位の目安となる専有走行です。
☆専有走行はトップとは0.4秒差の5番手。まずまずです。
☆走行後にはメディアの取材にも対応します。
11月19日(土)
さあ、いよいよ今日は予選と第5戦の決勝です。
予選スタートが朝早いため、朝6時にホテルを出発しサーキットへ向かいます。
そして予選開始。
台数が多く混乱を避けるため、、菱井ドライバーは少し時間を空けてコースインの計画です。
☆菱井ドライバーがコースインすると、なんと!数台が続けてコースイン。菱井ドライバーの後に続きます。
どれだけ菱井ドライバーがマークされているのかを改めて感じさせられました。
☆そして予選はファーストラップ4位。セカンドラップ3位の結果となりました。
これで午後からの決勝は4番グリッド。明日の決勝は3番グリッドとなり、満足ではありませんが、まずは納得のいく結果となりました。
そして第5戦決勝開始!
4番グリッドに並び得意のスタートダッシュで前へ出るとトップに出るチャンスは十分にある好位置です。
☆そしてスタート!予定通り抜群のスタートを切り前を抜き去ろうとするも、ミッションの不調かクラッチの不調かセカンドギアに入らない!
何とか入れ直して加速するも第1コーナーは5番手で通過。
☆しかし、1ラップ後すぐに先行車を抜き4位に浮上!
さあこれからと前を向いたところでなんと痛恨のスピン・・・後続車が避けきれず接触してしまいました。
この接触で後部を大きく破損したため、レースを継続するのは危険と判断しピットイン。
そのままリタイアとなりました。
レース終了後、後部はかなりの損傷を受けていましたが、このまま諦めたくはありません。
何が何でも明日の第6戦のグリッドに着こうとの強い決意のもとで全員で修復作業にかかります。
☆そして、全員の諦めない気持ちが実り、技術委員のOKが出るところまで修復しました。
これで、明日の第6戦のグリッドに着くことができます。
11月20日(日)
昨日のトラブルから一夜明けて今日は第6戦の決勝。
スターティンググリッドに着ける喜びでドライバーもスタッフも精気が漲っています!
今日は昨日より一つ前のグ3番グリッド。ここまできたら何とか無事に完走してくれることを願うばかりです。
☆そしてスタート!
今回も1速から2速へのシフトアップがままならないながらも、菱井ドライバーは何とか3位をキープして第1コーナーをクリア。
そのまま周回を重ね、中盤で前走車を抜き去り2位に浮上。トップ争いを広げながら見事2位でチェッカーを受けました!
さらに、満身創痍のマシンを懸命に走らせ、なんとレース中のファーストラップも記録しました。
午後から年間シリーズの表彰式が行われました。
菱井ドライバーは見事3位入賞を果たしました!
2022年は、レースカーが新型車になり、またタイヤもワンメークになるなど競技内容が一新され、試行錯誤の一年間でした。
そんな中で私たち徳島トヨタレーシングは全戦に参加でき、シリーズランキング3位を獲得できたことは大きな財産であります。
お客さまのために日常業務において活かせることをたくさん学んだ貴重な経験だと思っています。
来年は更なる高みを目指し、もっともっとお客様のためになる知識や技術を身に着けるべく努力致します。
今後とも徳島トヨタグループへのご愛顧と徳島トヨタレーシングの応援を宜しくお願い申し上げます。